あれから4年が過ぎた。
4年前の彼、平井康翔クンはまっすぐ前を見つめていた。 見つめた先にあったのは、ロンドン、そして今回のリオだった。 彼が参加した五輪競技は、オープンウォータースイミング。 泳ぐマラソンとも呼ばれ、苛酷な自然条件の海を10キロ泳ぐ。 ロンドンでは15位だったが、リオでは見事8位入賞。 それも1位との差は、わずか4秒8だった。 ぼくは、ネットで応援していたのだけど、 そこにはアナウンスも解説もなく、 聞こえてくるのは水しぶきと風の音だけだった。 彼がどの位置で泳いでいるのかもよく分からないのだが、 その激戦を見ながら、彼の4年間に思いを馳せていた。 彼が出会った様々な世界の様々な人たち。 そこから得たであろう、とてつもない宝と力。 あるいは、練習という孤独の中にいても、 決して孤立はしていない充実の毎日…。 そんなことを考えながら彼を応援していると、 やがて、自分が彼に応援されていく錯覚に陥っていった。 そして、4ヶ月ぶりにブログを書こうと思い立ったのだった。
by ksfarm
| 2016-08-31 19:27
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