千円札裁判、野次馬(桜)画報、超芸術トマソン、新解さん…。
ゲンさんには、いつも驚かされっぱなしだった。 でも、一番驚いたのが、ゲンさんの奥さんで。 彼女、尚子ちゃんとは、ともに20代の頃飲み友だちだった。 ゲンさんが芥川賞を受賞した時、 グラフ誌に掲載されていた写真で、 ゲンさんの妻になったことを知った。 数十年ぶりで見た彼女は、少しも変わっていなかった。 彼女は、アッケラカンとした不思議ちゃんで、 いつも宙に浮いているようなイメージだった。 ある年の雪の大晦日、池袋で飲み明かしたこともあったなぁ。 ◎上は、新解(新明解国語辞典)さんの【恋愛】の項目。クリックで少し大きくなります。 ケンさんとも、20代の頃、池袋でよく会っていた。 彼は、理不尽な仕打ちに耐えに耐えた果てに、 日本刀を手に一人で敵地に乗り込んでいった。 そういう時は、決まって 劇場内に「異議なし!」の声が響いた。警官に捕まる時は「ナンセンス!」。 それはまるで、学生集会のノリで、今考えるととても恥ずかしい。 そういえば、札幌で仕事をしていた時、 ケンさん主演の映画「駅」のポスターを作ったこともあったなぁ。 ゲン(赤瀬川原平)さん、ケン(高倉健)さん、 安らかにお眠りください。そして、待っていてください。
by ksfarm
| 2014-11-27 15:28
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