弟Rが旅立って、8年が過ぎた。
いつもは気にしていなかったけれど、 今朝は、写真の少女がぼくに話しかけてきたように思った。 この少女、名前なはい。 生前、Rが、四谷シモンの人形教室で作ったものだ。 以前は白いドレスを着ていたが、余りにも汚れ家人が作り直した。 8年経ったけれど、少女の澄んだ瞳は全く変わらない。 8年間、何を見続けてきたのだろう。 髪にそっと触ってみた。ゴワゴワしていた。 少女がいたので、ぼくは見ようとしたのではない。 ぼくが見ようとしたから、少女がそこにいたのだった。 そう、心を離れたものは存在しないのである。 #
by ksfarm
| 2023-01-09 14:57
Tシャツを後前の着ていても気づかない。
酔っぱらって、着たまま布団に入る。 使ったタオルを、そのままぶん投げておく。 そう、「だらしない」である。 家人からよく言われることだけど、「だらし」とは一体何なのか? 調べてみた。 「だらしない」は、もともと「しだらない」と言っていたらしい。 「さんざか」が「さざんか」に、 「あらたしい」が「あたらしい」となったのと同じだ。 では「しだらない」が何かというと、 行いや状態に締まりがない、乱雑で秩序がないこと。 でも、「しだら」がキチンとしているという意味で それが「ない」ということとは違うのだ。 しだら「ない」の「ない」は、否定するのではなく 危ないとかくだらないと同じ、形容詞の語尾。 アブがないでも、クダラがない、ではないことと同じことだ。 「だらしない」と似てる言葉で「ふしだら」がある。 この場合の「ふ」は何を意味してるのだろう。 次の宿題ですね。 #
by ksfarm
| 2022-12-22 11:20
| コピーライター
石畳の夜道を、ぼくは歩いていた。
その先に寺があることを知っていたが、 歩きづらいことこの上ない。 ぼくの腕に、女性らしき物体がからみついているからだ。 いや、女性ではなく 影のようなものにも、スライムのようなものにも思える。 恐怖の中に、どこかうっとりしている気持ちもあった。 ぼくの腕に絡まっている物体が、 蛇のように、胸、肩、首、そして頭まで登ってきて、 体が次第に動かなくなってくる。 「あぁ、もう少しでアイツがやってくるんだな」と思っている。 「和尚さ〜ん、和尚さ〜ん!」 小道の先の寺の住職に助けを求めようとするが、声が出ない。 喉が痛くなる。足の方から体が固まってくる。 久しぶりに金縛りにあいました。 昔は慣れていたので落ち着いていたのですが、 今回はかなり焦りました。 #
by ksfarm
| 2022-12-11 16:10
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by ksfarm
| 2022-12-09 11:07
| アート
まずは、下のポストをご覧ください。
地域や地名と可愛い動物たちとのコラボです。 ポストの形は崩していません。 でも、これ↓は?? 一瞬、お店の広告かと思いましたが、ポストです。 そう書いてます。 う〜〜ん、やるなぁ!! #
by ksfarm
| 2022-11-07 09:39
| 街の顔
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